足りない革はまだ買っていませんが

できるところまでやっておこうかと

まずは
それぞれのパーツを完成させておきます


革はただ切るだけではなく
端をヘリ下ろしで削り

粗めのサンドスティック
細めのサンドスティック
そして極細目の1000番のサンドペーパーで整える

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そしてトコノールを塗り
ツヤが出るまでひたすら磨く


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これを全ての革のパーツに施します

角は丸く切りそろえておきます

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小さな角丸は彫刻刀で

大きな角丸は
秘密兵器の小丸くんを使います
使い方は企業秘密です (^^)

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準備が整ったら
刻印を打ちます

これも緊張します
均等に圧をかけないと
ここまでの苦労が水の泡


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キレイに打てました ほっ

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もっとも緊張するのが表のメインの革への刻印
2箇所に打ちます


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さてさて今日はここまで

縫いに入るのはまだまだ先です

その前にカードケースも作らなければなりません

一気にやると疲れるので
少しずつです


ちなみに
私が気に入って使っている革はヌメ革です

傷つきやすいですが
使い込んでゆくうちに味わいが出てきます

そもそも
なぜこのようなものを作る気になったのか?

今まで海外での仕事が多かったのですが

例えば
パスポートケースなどは自分にとって100点でなかった

チケットカウンター
荷物検査
出国手続き
搭乗口
到着して入国手続き
税関
・・・と、何度も何度も
パスポートを出したり入れたり

その度に思っていたこと

パスポートは
上に抜ける方がいい

そして
一回の渡航で
使うカードなど限られているのに
たくさんのカードが入っていて
パスポートケースは
カードの収納ケースになってしまっている

こうなっていたらいいのにな


・・・を、自分で作っちゃえ!と思い
実行している次第


過去10年間で70回以上の渡航歴

旅の極意を形にできたらいいな
と考えております